昭和42年7月豪雨

昭和42年7月豪雨

1967年(昭和42年)7月7日から10日にかけて 昭和42年7月豪雨

本州南岸に停滞する梅雨前線と台風7号から変わった温帯低気圧の影響で、西日本を中心に大雨となった。

 特にこの大雨では都市部で大雨となったことが特徴で、1時間降水量は長崎県佐世保市で125mm、長崎県福江市(現在の五島市)で114mmを観測したほか、広島県呉市や兵庫県神戸市でも70mmを超え、2日間降水量は300mmを超えた。これらの都市は、いずれも市街地の背後に山が迫っていることが特徴で、大雨によって土砂崩れや鉄砲水が相次いで発生した。

この一連の大雨で、死者・行方不明者は369人、損壊・浸水家屋は300,000棟以上に達する大きな被害が生じ、気象庁はこの大雨を「昭和42年7月豪雨」と命名した。

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