土石流から命を守るために、避難の基本を心得ておく・7月9日 長野県南木曽町土石流災害

土砂災害
記事内に広告が含まれています。

2014年7月、長野県南木曽町で発生した土石流災害は、局地的な大雨が引き金となり、町の中心部を襲いました。土石流は一瞬で家屋や道路を押し流す危険な災害です。この記事では、過去の災害事例をもとに、土石流の特徴や避難のポイント、そして命を守るために私たちが今できる備えについて紹介します。

局地的な大雨により、土石流が発生

2014年(平成26年)7月9日 長野県南木曽町土石流災害

f:id:fram7952:20210709073535p:plain
出展 国土交通省 中部地方整備局

台風8号と梅雨前線に伴う局地的な大雨により、町の中心部では土石流が発生しました。
これは、台風8号と梅雨前線に伴う局地的な大雨によるもので、南木曽町では1時間雨量70mmを観測し、町の中心部では土石流が発生しました。

国土交通省中部地方整備局|カメラがとらえた土石流 長野県南木曽町 梨子沢

土石流とは

山腹、川底の石や土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流されるものをいいます。 その流れの速さは規模によって異なりますが、時速20~40kmという速度で一瞬のうちに人家や畑などを壊滅させてしまいます。
出典 国土交通省|砂防:土石流とその対策 – 国土交通省

土砂災害から身を守る早めの避難

早めの避難で土砂災害から身を守れ

雨に注意しましょう

土砂災害の多くは雨が原因で起こります。長雨や大雨で危険だと思ったら、早めに避難しましょう。1時間に20ミリ以上、または降り始めてから100ミリ以上の降雨量になったら十分な注意が必要です。
出典 国土交通省関東地方整備局

逃げ方を覚えましょう

土石流は速度が速いため、流れを背にして逃げたのでは追いつかれてしまいます。土砂の流れる方向に対して直角に逃げるようにしましょう。
出典 国土交通省関東地方整備局

避難の心得

避難のタイミング

各自治体から発令される避難情報には、危険度の低い順から、「高齢者等避難」、「避難指示」、「緊急安全確保」があります。
出典 YAHOO!天気・災害|避難のタイミング

避難の注意点と避難所に行けない時

水害が起きた時、どのように避難すればいいのか。浸水が起きている際に避難を試みると、命の危険を招く可能性もあります。どうすれば良いか確認しましょう。
出典 YAHOO!JAPAN天気・災害|避難の注意点と避難所に行けない時

出典: 内閣府、国土交通省

まとめにかえて

2014年7月9日に長野県南木曽町で発生した土石流災害は、局地的な大雨が原因で町の中心部に甚大な被害をもたらしました。土石流は非常に速く進むため、早めの避難が重要であり、避難する際は土砂の流れに直角に逃げるのが基本です。また、避難情報の種類や避難所に行けない場合の対応など、命を守るための備えについても心得ておくことが大事です。
避難は周囲の状況を確認してから、避難場所へ向かいます。安全ではないと感じたら、無理に避難しないという判断も必要です。まさかの事態に対する心構えが、いざという時に役立つ備えとなります。

タイトルとURLをコピーしました