日本最古の地震による被害記録

地震

日本書紀に家屋倒壊の記載

599年5月28日(飛鳥時代の推古7年4月27日) 推古地震

推古地震は推定マグニチュード7.0の地震でした。震源など詳しい地震の状況は不明ですが、『日本書紀』に家屋倒壊の記載があり、これが日本最古の地震による被害記録となっています。(ユリウス暦 599年5月26日、グレゴリオ暦5月28日)

地震への対応

大地震が起きた後、天皇は四方の諸国に地震の神(オオクニヌシ)を祭るように命じたということです。地震の神とは、大地を支配する神であり、大国主大神とも呼ばれます。

出典 出雲大社ホームページ|出雲大社と大国主大神

前もって備えておく

地震は日本書紀の時代からある災害です。前もって心構えを持って、備えておくことは防災をする上で大事なことです。
千年前から備えていなくても一日前でも準備が有るのと無いのとでは、被災した後が大きく変わる場合があります。

 災害対策ゼロの自分に気づかされる

(仙台市青葉区 40代 男性 会社役員)

事務所でデスクワーク中、「地震だなー」と軽く思った次の瞬間にはこれまで体感したことのない信じられない揺れに・・・。

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ビルが古いこともあり、本棚を始め、ありとあらゆるものが倒れるなか、必死で目の前の倒れそうなものを手で押えてました。とっさの出来事に机の下に身を隠すなど冷静な判断もできませんでした。

独り身で、両親は県外なので、まず心配したのは自宅マンションに居る愛犬のこと。マンションまでは徒歩圏なので、急いでマンションに戻り、唖然・・・。

8階の部屋は玄関にひび割れ、部屋の中は食器棚からテレビ、本棚まで、事務所同様にメチャメチャな状態。幸いにも愛犬は無事で、部屋のものには一切触れず、愛犬を連れてすぐに事務所に戻りました。

その後は事務所で3日間過ごすことに・・・。

もし一日前に戻れたなら・・・。

間違いなく、家電、家具などの壁止め、ストッパーなどの転倒落下防止対策を施し、そして、保存食の在庫状況をチェックしていたでしょう。

災害時用ではなく、たまたま直前に買い込んでいたからこそ保存食に余裕があり、それが結果的に功を奏しただけ・・・。

災害時を想定し、備えるということを何もしていなかったことに初めて気付かされた今回の震災でした。

出典:「災害対策ゼロの自分に気づかされる」|内閣府防災情報のページ一日前プロジェクト 

地震の揺れを前もって心得ておくことは、防災に取り組む上で有益です。

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出典 TEAM防災ジャパン

まとめにかえて

推古地震では地震の神を祭ることで、地震に備えていました。日本書紀の時代から、地震への取り組みは行われていました。
今も地震等の災害は発生しており、その対応や備えも続けられています。そうした取り組みにより少しでも災害の被害を少なくすることで、被災したとしても復旧がスムーズにできるようにすることができます。

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