地震の後も地震に注意・3月12日 長野県北部の地震

地震

東日本大震災の翌日の地震

2011年(平成23年)3月12日 長野県北部の地震

長野・新潟県境付近を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生し、長野県栄村で震度6強が観測されました。この栄村では、村の9割以上の家屋が被災するなど被害が大きく、3人が死亡、50人以上が負傷し、家屋損壊は約3,000棟にのぼりました。

出典 十日町市ホームページ

前日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による広範囲な地殻変動により誘発された地震とみられています。

出典 気象庁|報道発表資料

余震の発生

12日04時40分現在、震度3以上を観測する余震が7回発生しています。04時32分頃には最大震度6弱を観測する余震が発生しています。
出典 気象庁|報道発表資料

余震にも注意が必要

大地震後の地震活動(余震等)について

大きな地震の後には、多くの場合、その近くで引き続いて多数の地震(余震等)が発生します。普段から大きな地震に備えることはもちろんですが、いざ大きな地震が発生した場合には、その後引き続いて発生する地震にも注意する必要があります。
出典 気象庁

大地震発生後は余震に注意

地震が起きた後にも余震や火災、そして津波といった二次災害に注意しなくてはなりません。また、事前の備えとして、インフラ停止を想定して、バスタブ排水の習慣づけと家庭備蓄が推奨されます。
大きな地震の後には余震が発生することがあり、ラジオなどで情報を確認し間違った情報にまどわされないよう注意することが重要です。
参考 ソフトバンクニュース|大地震発生後は余震に注意…。あなたが取るべき行動は?

出典  ソフトバンクニュース

まとめにかえて

大きな地震が発生すると引き続いて地震が発生することがあります。こうした地震は事前には分からない為、根拠のないうわさやデマに惑わされないように心がける必要があります。

よくある質問

近いうちに当初の大きな地震と同じくらい大きな地震が起きると聞いたのですが、本当ですか?

大きな地震が発生したために、その地震の周辺で地下の岩盤に加わる力のバランスが崩れ、引き続いて当初の大きな地震と同じくらいかそれ以上の大きな地震が発生することが、ごくまれにあります。
ただし、現在の科学では、大きな地震の後に、その付近や周辺で再び大きな地震が起きるかを確度高く予測することはできませんので、その発生日時や規模を予測することも出来ません。
出典 気象庁|よくある質問

出典 気象庁

私たちはどのような行動をとればよいですか?

大きな地震によって強い揺れとなった地域では、引き続く地震活動によって家屋などが倒壊したり、落石やがけ崩れなどの土砂災害やなだれが発生しやすくなります。 また、海域で規模の大きな地震が発生すると津波が発生する可能性があります。 活発な地震活動が収まるまでは、たとえば以下のような行動をとり、地震の強い揺れなどに備えてください。

  • 傾いた家屋やブロック塀、崖や裏山などに不用意に近づかない。(大きな地震の強い揺れによって建物や地盤の強度が低下し、普段よりも危険性が増していると考えられます)
  • 屋内でも家具や電化製品などが傾いていないか、高いところにあるものが落ちてこないかを点検し、家具などの固定を行う。すでに家具の固定を行っている場合でも、地震の強い揺れで固定が外れている場合もあるので、もう一度点検する。
  • 大きな地震が発生した場合にはいつでも避難できるように、防災用品などを確認し、家族と避難場所について話し合っておく。(家屋の耐震性に不安がある場合は、引き続いて起こる地震に備えてあらかじめ安全な場所に避難しておくことも考えられます)
  • 危険な作業や、すぐに身の安全を図ることが難しい作業は、地震活動が活発な間は延期する。
  • 壊れた家屋などで救命・救助活動を行う際にも、地震が発生した場合はすぐに避難できるようにするなど、二次災害を防ぐ。
  • 海岸や川の河口に近付く場合は、津波警報・注意報が発表されたことをいつでも確認できるように、ラジオなどを携帯する。また、高台などの避難場所を事前に調べておく。
  • 津波警報・注意報が発表された場合や、海岸付近で強い揺れや長く続く揺れを感じた場合には、ただちに海岸や川の河口から離れ、安全な場所に避難する。

出典 気象庁|よくある質問