土砂災害、早めの避難が大事

土砂災害 土砂災害

1937年(昭和12年)11月11日 群馬県嬬恋村で大規模斜面崩壊

 長野県境に近い群馬県嬬恋村の小串鉱山で、背後の斜面が突然崩壊し、群馬県内ではこの年の11月上旬からまとまった雨が降り続いており、これが土砂崩壊の一因となったとみられています。

早い避難が大事

危機一髪、家を出た後に土砂くずれ

結局、母が家を出た何分後かに土砂崩れがあって、家は全壊しました。実家は一番山側にあって、その年は結構雨が多く、何回か近くのがけが崩れていたので、何となく「怖いな」と思っていました。早く移動してもらって、ほんとに良かったなと思っています。

出典 内閣府|防災情報のページより

土砂災害から身を守る3つのポイント

 土砂災害から身を守るためには、日頃から備えておくことが重要です。土砂災害から身を守るために最低限知っておくべき3つのポイントを紹介します。

住んでいる場所が「土砂災害警戒区域」かどうか確認

土砂災害のおそれのある地区は「土砂災害警戒区域」や「土砂災害危険箇所」とされています。普段から自分の家がこれらの土砂災害のおそれのある地区にあるかどうか、都道府県や国土交通省砂防部のホームページなどで確認しておきましょう。

雨が降り出したら土砂災害警戒情報に注意

土砂災害警戒情報は、大雨による土砂災害発生の危険度が高まったときに、市町村長が避難指示を発令する際の判断や住民の自主避難の参考となるよう、都道府県と気象庁が共同で発表する防災情報です。

土砂災害から身を守る

警戒レベル4で全員避難

お住まいの地域に土砂災害警戒情報(警戒レベル4相当情報)が発表されたら、自治体からの避難指示の発令(警戒レベル4)に留意するとともに、避難指示が発令されていなくても、キキクル(危険度分布)などを参考にし、家族・親戚や地域内の方々に声をかけあい、早めに近くの避難場所など、安全な場所に避難しましょう。

出典 政府広報オンラインより

早い非難には前兆にも注意

 土砂災害は主に「がけ崩れ」「地すべり」「土石流」の3つの現象により発生する場合があります。これらが発生するときには、何らかの前兆現象が現れることがあります。前兆現象に気づいたら、周囲の人に声をかけあい、いち早く安全な場所に避難することが大事です。

土砂災害の前兆現象にも注意

・がけ崩れ


・地すべり

・土石流

出典 政府広報オンラインより

まとめ

 土砂災害には早目の対応が、被害を少なくする上で有効です。
そのためには、
・住んでいる場所が「土砂災害警戒区域」かどうかを確認
・雨が降り出したら土砂災害警戒情報に注意
・警戒レベル4で全員避難

そして
・土砂災害の前兆現象にも注意
することで、いざという時の対応や避難にも有効です。

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