1983年(昭和58年)10月3日 三宅島噴火
10月3日13時59分頃より三宅島測候所の地震計に噴火の前駆的微動が記録され始め、15時23分頃、雄山南西山腹二男山付近に生じた割れ目から噴火(溶岩噴泉)が始まりました。
出展 気象庁ホームページ
日本は幾つもの大陸プレートが沈み込む場所ですから、火山の数がとても多い国です。それゆえに、普段から火山噴火が起きたときのことを考えて、迅速に避難するための心がけを考えておきましょう。

三宅島の噴火から全島避難まで
三宅島の噴火から全島避難まで
火山活動の状況を受けて,平成12年8月25日に三宅村の小中高校生の島外避難を決定したのに続き,9月2日には防災関係者を除く全島民に対して島外避難指示が発令され,9月4日までに避難が完了した。
やっておくべき準備
やっておくべき準備ですが、その後の避難生活を考えて防災バッグは用意しておく方が無難です。
しかし、いくら備えが必要だからと言って、何十キロもの水や食料を防災バッグに入れておくと、いざというときに重さで身動きがとれなくなってしまいます。
時間に余裕があるならば車やバイクを動かすことが出来るでしょうが、そうでないならば、必要最低限の品だけにして身軽にすることが最優先です。
貴金属や通帳などは、家においておくと不安になるかもしれませんが、それらのものを探して、持っていくとなればそれだけ時間をとられてしまいます。
迅速に行動するためには、貴重品でも諦める覚悟が肝心です。
避難をする上で、歩き回るときに必要となるのが火山灰を眼に入れない、吸い込まないためのゴーグルやマスクです。防災バッグの中に入れておくと安心です。
どこに逃げればよいのか
それから、どこに逃げればよいのかということも、あらかじめ考えておきましょう。避難場所までにどの道を通れば最短で行けるのか、何かのトラブルで道が塞がれたときには代わりとなる道は無いのか、といったことを調べておくのです。
火山噴火であれば、溶岩を警戒するべきですが、火口の位置や噴火の規模から、どこまで溶岩が来るのかを予想することも大事です。
国や自治体では、火山噴火に備えて、ハザードマップを公表しています。
インターネットで調べることも出来ますが、いざというときに電気が使えない状態でも確認できるように、紙のハザードマップも自治体の窓口などに貰いに行きましょう。
いざというとき
いざというときには、1人だけで行動しても限界があります。地域の住民が協力する体制が必要です。もし近くにからだの不自由なお年寄りや障害を持つ方がいるならば、避難場所への送り届けをすることも考えておきましょう。