大雨の時にどう逃げるかを考えておく・9月23日(安政3年8月25日)安政の台風

安政の台風 台風
記事内に広告が含まれています。

1856年9月23日、安政の台風が江戸を襲い、暴風や高潮、火災により約10万人が犠牲となりました。この台風は日本の風水害史上最も甚大な被害をもたらしました。今、私たちが知っておくべきは、こうした災害に対する適切な避難方法です。大雨や台風の際に自分と家族を守るためには、事前に避難先や行動を考え、適切な準備を整えることが不可欠です。

風水害では過去最悪の被害

1856年9月23日(安政3年8月25日) 安政の台風

出典 国立公文書館|安政3年の大風水害

「安政3年の大風災」と呼ばれる大きな風水害が発生。これは、江戸のすぐ近くを強い勢力の台風が通過したことによって、江戸の街一帯が暴風と高潮の被害を受けたことによるものでした。
また、暴風雨に加えて火災が発生したことも被害を大きくし、この台風による死者は、資料にもよりますが最も多いもので約100,000人とされ、日本の風水害によるものとしては過去最悪の被害とされています。

「早めに避難していかんと、被害者は少なくならん」

平成11年6月末梅雨前線豪雨(平成11年6月)

早めに避難しないと犠牲者はなくならない

(呉市 70代 男性)

(クリックして表示)

土砂で流されて亡くなった方の親戚に聞きましたが、そこの夫婦は避難する支度をしとったらしいんですよね。だから見つかったとき、手をつないでたらしくて。間に合わんかったんよね。そこの娘さんは帰ってきたときに、呆然としていました。

逆に、上のアパートの人は、親子して車で帰ってきたところで、いつもなら小さい子がぐずってなかなか家に帰らんのが、その日はお母さんがせきたてて、すんなり家に入ったとたんに、ドンときたみたいでね。ほんのちょっとの差やけど、一秒くらいで生きるか死ぬかがわかれてしまうんやなと、つくづく感じました。

だから、避難勧告とかそういうものが出たら、やっぱりみんなで早めに避難していかんと、被害者は少なくならんと思います。危ないよって言われても避難しない人が一人でも二人でもおれば、必ず犠牲者が出るからね。

出典 内閣府防災情報のページ|一日前プロジェクト

大雨の時にどう逃げる

台風・豪雨から自分の命を守るための基本的な知識と、とるべき行動を前もって心得ておくことは防災に取り組むうえで有益です。

参照 気象庁|大雨の時にどう逃げる

あなたの家の災害リスクを考えよう

出典 気象庁 気象庁eラーニング教材「大雨の時にどう逃げる」~個別教材(災害リスク編)~

重要なパート
大雨の時にどう逃げる
ハザードマップは災害リスクを教えてくれる
どんな災害リスクがあるでしょう?
大雨による水害と土砂災害のリスク
ハザードマップで見る災害リスク(水害)
ハザードマップはどこで手に入れられる?
色が塗られていなくても災害リスクのある場所
危険なところは過去が教えてくれることも
災害が起きやすい地形は地図で知ることができる
あなたの家の近くの災害リスクを確認しよう
出典 気象庁|気象庁eラーニング教材「大雨の時にどう逃げる」~個別教材(災害リスク編)~

大雨の時の避難先を考えよう

出典 気象庁 気象庁eラーニング教材「大雨の時にどう逃げる」~個別教材(避難先編)~

この教材では、大雨の時の避難先選びについて説明されています。
避難先は個々人の災害リスクに応じて異なるため、ハザードマップなどから災害リスクを把握し、適切な避難先を考える必要があります。
避難先の候補として、親戚や知人の家や区町村が指定する緊急避難場所が挙げられています。

あなたの避難行動を考えよう

重要なパート

出典 気象庁 気象庁eラーニング教材「大雨の時にどう逃げる」~個別教材(避難行動編)~

・大雨の時にどう逃げる
水害や土砂災害から命を守る避難行動
避難にはけっこう時間がかかる
避難に時間を要する方と一緒に避難する場合
浸水時や夜間の屋外の移動は?
避難するときに準備するもの「非常持ち出し品」
警戒レベルと「とるべき行動」
もし避難ができない状況になったら
出典 気象庁|気象庁eラーニング教材「大雨の時にどう逃げる」~個別教材(避難行動編)~

あなたの避難のタイミングを考えよう

出典 気象庁 気象庁eラーニング教材「大雨の時にどう逃げる」~個別教材(避難のタイミング編)~

この動画は、大雨時の避難のタイミングについて説明しています。警戒レベル3では高齢者や障害のある人が避難を開始し、警戒レベル4では危険な場所から全員が避難するよう求められます。警戒レベルと避難情報をしっかり理解して、適切な避難を行うことが重要です。 

 

 

気象庁では大雨の時どう逃げるかの教材を準備しています。自分の避難について前もって心構えを持っておくことは、いざという時に身の安全を図る上で有益です。

まとめにかえて

災害から身を守るために、避難する必要がある場合があります。避難する際もタイミングや避難の準備、避難先など知っておくべきことがあります。いざ避難というう時に慌てないように、基本的な知識や心得を持っておくことは大事です。

水害からの避難はいつ始める?迷わないための「避難スイッチ」

毎年全国各地で発生し、大きな被害をもたらす水害。命を守るための避難をいつ、どうやって始めればいいのか、決断できない人も多いのではないでしょうか。いったい何が避難を妨げてしまうのか。見えてきたのは、「大丈夫」という思い込みです。避難を妨げる問題点とその対策を紹介します。
出典 NHK防災|水害からの避難はいつ始める?迷わないための「避難スイッチ」

目次

出典 NHK防災|水害からの避難はいつ始める?迷わないための「避難スイッチ」
タイトルとURLをコピーしました