9月24日 台風18号 避難のタイミングを心得ておく

高潮熊本県 台風

高潮が発生

1999年(平成11年)9月24日 台風18号

出典 熊本県ホームページ

台風18号が強い勢力で熊本県北部に上陸、九州北部から中国地方西部を通過。
九州北部から中国地方瀬戸内海沿岸では著しい高潮が発生し、熊本県不知火町では12人が死亡したほか、山口宇部空港が高潮で水没しました。

空港の水没、「そんな馬鹿な」

平成11年台風第18号(平成11年9月)

空港の水没、「そんな馬鹿な」
~忘れられやすい犠牲者ゼロの災害~

(宇部市 50代 男性 記者)

空港が浸かっているという話が入ってきたので、行ってみると、ものの見事に、車の屋根が隠れるほど水に浸かっていました。車高が高い車の屋根は見えるけれども、辺り一面泥水で、歩いて行くと、ゴツンと車に当たるという具合でした。

東京では宇部空港のことは報道されず、東京に出張していた社員が羽田で待っている時に、どこかの空港が海に沈んだという話が聞こえてきて、「そんなバカなことがあるか」と思いながら、帰ってきてみたら、空港の近くに留めていた自分の車の中から魚の死骸が出てきたという笑えない話もありました。

そして数日後、東京の業者がこちらの台風の被害を全く知らなかったのには、おどろきました。同時期に他県で何人も亡くなった方が出た災害が起こっていたこともあると思いますが、こちらのことについてはほとんど報道がなかったんです。高潮で実際にどれだけ人々が苦労して、困っているかということがね。

全国ニュースは、台風も終わって3日もたつと、何事もなかったかのように別の話題に移ります。やっぱり報道というのは東京中心。「冷たいな」と感じましたね。

出典 内閣府防災情報のページ|一日前プロジェクト

高潮が起こったら

出典 兵庫県CGハザードマップ

高潮はこわい
今まで一番高かった潮位を超える可能性もゼロではありません!
出典 兵庫県CGハザードマップ

警報がでたら迷わず避難

台風が接近したら、高波の予想制度は高いといわれています。
警報がでたら迷わず避難を

出典 兵庫県CGハザードマップ

テレビニュースで台風接近を知らせています。
避難準備を始めましょう。
参照 兵庫県CGハザードマップ

避難のタイミング

防災気象情報・避難情報等に基づく避難行動(風水害編)

出典 総務省消防庁|防災・危機管理eカレッジ|風水害へ備えるために

災害が発生しそうなとき、皆さんや家族の身を守るためには、気象庁などから出される防災気象情報や市町村から出される避難情報をもとに、適切なタイミングで避難などの行動をとる必要があります。
出典 総務省消防庁|防災・危機管理eカレッジ|風水害へ備えるために

あなたの避難のタイミングを考えよう

この動画は、大雨時の避難のタイミングについて説明しています。警戒レベル3では高齢者や障害のある人が避難を開始し、警戒レベル4では危険な場所から全員が避難するよう求められます。

出典 気象庁

警戒レベルと避難情報をしっかり理解して、適切な避難を行うことが重要です。

出典 気象庁|大雨の時にどう逃げる

まとめにかえて

「そんな馬鹿な」と思っていたことが起きるのが災害です。
災害から身を守るために、避難する必要があります。避難する際もタイミングや避難の準備、避難先など知っておくべきことがあります。いざ避難というう時に慌てないように、基本的な知識や心得を持っておくことは大事です。

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