芸予地震
1905年(明治38年)6月2日 芸予地震
安芸灘を震源とする推定マグニチュード7.2の芸予地震が発生し、広島・愛媛両県で震度6~5程度の揺れが観測されました。

特に広島市、呉市、松山市周辺の埋立地で軟弱地盤による建物への被害が目立ったほか、水道管やレンガ造りの建物などの被害も多かったと言われています。
芸予地震
芸予地震と名がついた地震は、1905年と2001年の2回があり、それぞれマグニチュード6.7~7以上と推定され、震源に近い広島県・山口県東部と愛媛県を中心に大きな被害もたらしています。
二つの芸予地震
前の地震から100年が経過し、耐震基準等が整備されたことにより、1905年と2001年の芸予地震の被害には大きな差があります。
1905年の芸予地震では、広島県内で全壊家屋1,000棟以上、半壊家屋2,000棟以上、一部損壊家屋10,000棟以上が出ました。
一方、2001年の芸予地震では、全壊家屋69棟、半壊家屋558棟、一部損壊家屋41,392棟となっています。

まとめにかえて
耐震基準は建築基準法によって定められており、地震による倒壊被害を防ぐために設けられています。また、耐震基準は、建物の構造や地盤の強度などによって異なります。耐震基準を満たすことで、地震による被害を最小限に抑えることができます。
耐震基準を満たすためには、建物の構造や地盤の強度などを考慮した設計が必要です。また、建物の老朽化や劣化によって、耐震性が低下することがあります。そのため、定期的な点検や補修が必要です。
災害への対策として法律等で基準が定められています。これらの基準は災害の被害状況により随時見直されています。建物も老朽化など現在の耐震能力については、定期的に確認が必要になります。
油断なく常に備えておくことは、防災では大事なことになります。
参照 国土交通省ホームページ
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