事前、早めが防災の基本・6月21日 台風6号

つむじ風
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暴風の台風 

2004年(平成16年)6月21日 台風6号

出典 国土交通省

沖縄地方から東北地方にかけて台風接近・通過時を中心に暴風となりました。
台風が強い勢力で接近・通過したことから、室戸岬で最大瞬間風速57.1m/sを観測するなど特に暴風の影響が大きい台風でした。 

暴風による災害

平均風速15~20m/sの風が吹くと、歩行者が転倒したり、高速道路での車の運転に支障が出始め、更に強くなると建物の損壊、農作物の被害、交通障害など社会に甚大な被害をもたらします。
また、風で飛ばされてきたもので電線が切れて停電したり、最大風速が40m/sを超えると電柱が倒れたりすることがあります。
さらに、台風の周辺では、暖かい空気が流れ込み大気の状態が不安定となり、活発な積乱雲が発生して竜巻等の激しい突風を伴うこともあります。
出典 気象庁|暴風による災害

出展 NHKアーカイブス|2004年 台風6号

早めの防災対策と避難行動

大雨や台風の気象情報に注意して
早めに防災対策・避難行動を行いましょう



 初夏から秋にかけては、台風や前線の影響で、大雨、洪水、暴風、高潮による自然災害が発生しやすい季節です。皆さんが早めの避難などの防災行動をとることができるよう、気象庁は様々な「防災気象情報」を発表しています。時間を追って段階的に発表される「注意報」や「警報」などの防災気象情報を有効に活用し、早め早めの防災行動をとるようにしましょう。

出典 政府広報オンライン|大雨や台風の気象情報に注意して 早めに防災対策・避難行動を行いましょう | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン

台風に関する情報

台風情報は、台風の実況と予報からなります。 台風の実況の内容は、台風の中心位置、進行方向と速度、中心気圧、最大風速(10分間平均)、最大瞬間風速、暴風域、強風域です。
現在の台風の中心位置を示す×印を中心とした赤色の実線の円は暴風域で、風速(10分間平均)が25m/s以上の暴風が吹いているか、地形の影響などがない場合に吹く可能性のある範囲を示しています。この円内では、いつ暴風が吹いてもおかしくありません。
出典 総務省消防庁|防災・危機管理eカレッジ|気象庁から発表される情報

総務省消防庁|防災・危機管理eカレッジ|気象庁から発表される情報

まとめにかえて

 台風による強い風の中では、立っていることもできません。建物の補強や屋外の植木鉢等をしまうことも必要ですが、風が強まってからの作業は危険です。準備は早めに済ませておきましょう。

雨が降ったり、風が強くなったりする前に、窓や雨戸はしっかりと閉め、必要に応じて補強する、側溝や排水溝は掃除して水はけをよくしておく、風で飛ばされそうな庭木やプロパンガスなどは飛ばないように固定したり、家の中へしまったりする、自動車のガソリンを満タンにしておくなど、家の外の備えをしておきましょう。雨や風が強くなってからでは、外での作業は危険です。
出典 政府広報オンライン

「暴風」対策 台風や低気圧の注意点は?

台風や低気圧の接近で大雨とともに恐ろしいのが「暴風」。建物や電柱などを倒壊させることがあるほか、外にあるものが吹き飛ばされてぶつかると、命に関わる被害につながることがあります。
出典 NHK|災害列島 命を守る情報サイト

出典 NHK|災害列島 命を守る情報サイト