過去の災害から学ぶ

火山

1000年以上前の噴火

838年7月29日(平安時代 承和5年7月5日) 伊豆諸島・神津島大噴火

出典 神津島観光ガイド

伊豆諸島の神津島で大規模な噴火が始まった。この噴火では、海に達するような大規模な火砕流の発生と天上山溶岩ドームの生成を伴いました。
降灰は、9月にかけて関東・中部・近畿地方の広い範囲で観測されており、平安京でも降灰や東の方角からの爆発音の記録などが残っています。

Googleマップ

過去の災害記録があること

1000年以上前の地震の記録があるのは、当時の人たちが未来の人たちにこのことを伝えたいと考えたからかもしれません。

災害史に学ぶ

出典 内閣府防災情報のページ|災害史に学ぶ

自然災害は、人間の営みに比べると、はるかに長いサイクルで発生します。規模の大きな災害ほどそれが発生した場合に、国民の多くはそれを初めて経験することになります。
阪神・淡路大震災では、6,400人を超える方々が犠牲になりました。『あの災害をもう二度 と繰り返したくない、そのためには過去を振り返って、過去の災害から学ぶことが大切だ』 ということを背景に、このプロジェクトはスタートしました。
出典 内閣府防災情報のページ|災害史に学ぶ

先人の教えを伝える「自然災害伝承碑」

国土地理院は全国949基(2021年6月2日現在)の自然災害伝承碑に関する情報をインターネットで公開しており、いつどうして建てたのか由来を知ることができます。
出典 NHK|災害の記憶を伝える 過去から学ぶ教訓と防災への取り組み

まとめにかえて

日本は災害の多い国と言われています。1000年以上前から災害はあり、人々は被災しその後復興と復旧を繰り返してきて今日の社会があると言えます。
過去の人たちは自分たちの経験や知恵を少しでも未来の人に伝えようとしています。それらを受け取るかは今生きている自分たちの心構え次第です。防災の取り組みには、こうした心構えを持つことも有益です。

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