戦後最大級の大火・4月17日 鳥取大火

火災

旧市街地の3分の2が被害

1952年(昭和27年)4月17日 鳥取大火

鳥取市内の市営の温泉場付近から出火した火災は、フェーン現象による熱風により瞬く間に市中心部に飛び火し、出火から12時間が経過した翌日4月18日の午前4時、鳥取市を焼き尽くした火はようやく鎮火した。

出典 鳥取県とりネット 鳥取大火延焼図

戦後国内最大級の火災

この大火による焼失建物は個人家屋5,228戸、公共造営物・会社銀行等510棟で、被害総額は193億2,639万円(推定)に上るなど、戦後では国内最大級の火災となりました。
出典 鳥取県ホームページ

出典 鳥取県ホームページ|(鳥取県立公文書館所蔵)

火災から命を守るための心がけ

火災から命を守るためには、以下のような心がけを持つことが大事です。

事前

  • 事前に避難経路や避難場所を確認しておく。
  • 火災報知器や消火器などの防火設備を整備し、定期的に点検する。
  • 飲料水や保存食などの備蓄を行い、非常持ち出し袋に必要なものを入れておく。

事後

  • 火災が発生したら、速やかに消防に通報し、避難指示に従って安全な場所に移動する。
  • 避難する際は、火元から遠ざかり、煙や熱風を避ける。
  • 避難場所では、身元確認や安否情報の登録を行い、必要な支援を受ける。

参照 首相官邸ホームページ

火災から逃げ遅れないための行動 避難はどうする

突然の火災、どうしたら…。私たちが日々生活している住居をはじめ、地下街・地下鉄の駅といった地下空間、そして高層ビルにおける火災の特徴や防火対策を知り、避難はどうするのか、身を守るために何ができるかを考えてみましょう。
出典 NHK|火災から逃げ遅れないための行動 避難はどうする

NHK|火災から逃げ遅れないための行動 避難はどうする
  • 住宅での火災 天井に火が回るとフラッシュオーバーが起きやすくなるので、1つの目安として、「天井に火が届く前に」まず避難!逃げる際は、延焼を遅らせるために火災のある部屋の扉は必ず閉めます。
  • 「地下空間」での火災 いざというときに戸惑わないように。ふだんの通勤・通学時に一度確認してみましょう!
  • 「超高層建築物」での火災 避難指示がなくても、煙など火災の徴候を感じたら、自分の身を守るため避難することが重要です。その際、避難時に通過した扉は、延焼や煙の拡散を防ぐために閉めましょう。また、エレベーターやエスカレーターを使わないことは常識です。

出典 NHK|火災から逃げ遅れないための行動 避難はどうする

まとめにかえて

戦後最大級いわれる大火でしたが、出火原因は不明となっています。
火災は人間が起こさないようにできる災害です。先ずは自分が出火原因を作らないようにすることが大事です。

【鳥取大火】今を生きる人たちへ写真を通して伝わるメッセージとは・・・

戦後最大級の火災といわれる「鳥取大火」。 その惨状を写真に残した男性がいました・・・。 男性が残した写真からは決して忘れてはいけない記録として、 今を生きる人々に大切なメッセージが伝わってきます。
(2022年4月18日放送 日本海テレビ「ニュースevery日本海」より)
出典 日本海テレビニュース

日本海テレビニュース