どこで被災するかを想定してみる・11月26日 北伊豆地震

地震

トンネル断面が食い違う

1930年(昭和5年)11月26日 北伊豆地震

静岡県伊豆地方を震源とするマグニチュード7.3の北伊豆地震が発生しました。
地震発生後には長さ35kmにおよぶ丹那断層とこれに直交する姫之湯断層などが形成されたほか、建設中の東海道本線・丹那トンネル(熱海~函南駅間)がこの地震による断層運動によってトンネル断面が食い違ってしまう事態も発生しました。

出典 静岡県ホームページ

トンネル内で大地震に遭遇したとき

トンネル内での走行中に緊急地震速報に気付いたり大きな揺れを感じたら、出口が見通せる短いトンネルの場合は低速で脱出しましょう。
長いトンネルの場合は、クルマを左側に寄せて停車し、キーを付けたままの状態(スマートキーの場合は車内に置いたまま)で降り、近くの非常口から脱出します。
出典 TOYO TIRESホームページ

想定シナリオ

地震はいつどこで起きるかわかりません。
季節、時間、場所、天気、家族構成、地震の大きさを決め、起こりうるシナリオを想定してみましょう。

出典 内閣府ホームページ|防災シミュレータ

防災シミュレータ

地下鉄で

防災シミュレータ 地下鉄で

電車の中で

防災シミュレータ 電車の中で

職場で

防災シミュレータ 職場で

まとめ

いつどこで地震に遭うかを季節、時間、場所等を想定し、起こりうるシナリオをイメージしておくことは、いざという時の事前の備えとなります。

平成19年新潟県中越沖地震(平成19年7月)

ヘルメットを取りにいく余裕もなく
~上司の「落ち着け!」で冷静に~

(柏崎市 40代 男性 会社員)

あの日、私は休日出勤で、3階のフロアーで製品をお客さんに届けるための作業をしていました。作業者の方は全員で30名ぐらい。あとは新しい製造ラインをつくるということで、10名ぐらいいたかと思います。

まさに午前10時13分ごろ、初めは、「あれっ?地震かな」程度でしたが、その後すごい揺れで立っていられなくなり、ラインにしがみついていました。みんなキャー、キャー悲鳴をあげていて、実際はそんなに長くはなかったと思うんですけれども、すごく長い感じがしました。

職場には、3年前の中越地震の教訓から、ヘルメットとかをすぐ近くに置いていたのですが、それをとりに行く余裕もないぐらいにみんな動揺していましたね。近くにいた管理職の人たちが「落ち着け!」と言ってからは、自分もけっこう冷静に動けたんじゃないかなと思います。

出典 内閣府防災情報のページ|一日前プロジェクト