火除地として誕生「広小路通」・2月24日~25日(万治3年1月14日~15日) 名古屋万治3年の大火

広小路 火災

名古屋のメインストリート「広小路通」は火除地

1660年2月24日~25日(万治3年1月14日~15日) 名古屋万治3年の大火

片端筋(名古屋城外堀の南側、現在の外堀通)の本町付近から出火し、名古屋城の南側に位置していた城下町は、その多くが焼け落ちました。特に碁盤割の東半分では焼失を免れた家屋はほとんどなく、焼失家屋は町屋2,247軒、武家屋敷120軒に及んだといわれています。

名古屋のメインストリート「広小路通」は江戸時代に火除地として誕生しました。

 1660年の「万治の大火」の火災のあとに、碁盤割南端の堀切筋と呼ばれる街路の一部が、火除地として約27mの幅員に拡幅され、「広小路」と呼ばれるようになりました。

出典 名古屋市:街路計画の豆知識(事業向け情報)
出典 栄町商店街振興組合

Googleマップ|名古屋 広小路

火除地とは

 火除地(ひよけち)とは、江戸幕府が明暦の大火をきっかけに江戸に設置した防火用の空地です。
火災は建物が密集していると、その被害が大きくなってしまいます。都市部でオープンスペースをとるために、通りを広くし延焼を食い止めようとの防災の取り組みで、各地にある「広小路」の地名の由来となっています。

密集地で火災から身を守る

住宅密集地で火災から身を守るために必要なことは、出火防止と初期消火です。
出火防止のためには、電気製品の使用や配線の点検、ガスコンロやストーブの消し忘れなどに注意することが大切です。また、地震があったらすぐにブレーカーを落とすことも効果的です。
初期消火のためには、消火器やバケツなどの消火資器材を用意しておくことや、近隣の住民と協力して早期に鎮圧することが必要です。住宅密集地で火災が起きたら、すぐに119番通報しましょう。
参照 政府広報オンライン

出典 政府広報オンライン 住宅火災からいのちを守る10のポイント。「逃げ遅れ」を防ぐために。

まとめにかえて

災害があったとしても、その被害を少しでも減らそうとする減災は防災とともに大事です。
住宅密集地で火災から身を守るために必要なことは、出火防止と初期消火です。

備えて安心!!我が家の防火対策!!

火災から身を守るためには、火を出さないための日頃の備えと心がけ、そして実際に火災が起きたときの早期発見や初期消火が大切です。火災に対する日頃の備えを「住宅防火10の心得」により今一度確認し、家族みんなで火災予防に努めましょう!!
出典 東京消防庁

出典 東京消防庁

初期消火

火災は自らの力で防ぐことの出来る災害です。起こさないことが一番ですが、「ついうっかり」や放火などで被害に見舞われるかもしれません。
火災は小さなうちに消火することが大切です。あわてず、適切に初期消火を行うことができるよう知識を身につけましょう。
出典 総務省消防庁|防災・危機管理eカレッジ|初期消火

総務省消防庁|防災・危機管理eカレッジ|初期消火