いつどこで地震に遭うのか・3月20日 福岡県西方沖地震

地震

107年ぶりの地震

2005年(平成17年)3月20日 福岡県西方沖地震

福岡県西方沖を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生し、福岡市東区・中央区などで震度6弱を観測したほか、関東以西で揺れを感じました。
福岡県・佐賀県はこれまで地震が少なく、人的被害を伴った地震は1898年(明治31年)以来107年ぶりとなりました。

 出典 福岡県 砂防課ホームページ

 出典 福岡県 砂防課ホームページ

いつどこで地震に遭うか考えてみる

地震が起きた時、自分は何処にいるでしょうか。
一戸建、マンション、電車の中、学校、デパート、高層ビル、職場、地下街、地下鉄、それは昼間でしょうか、夜でしょうか、何をしている時でしょうか。
事前に「その時」のことを考えておくことは、いざという時の「備え」になります。

f:id:fram7952:20150319170927j:plain

地震はいつどこで起きるかわかりません。
季節、時間、場所、天気、家族構成、地震の大きさを決め、あなたに起こりうるシナリオを書いてみましょう。
シナリオを細かく書くことで、災害時、あなたがとるべき行動がみえてくるはずです。 

出典 【防災シミュレーター】想定シナリオ

いつどこで遭うか

いつどこで地震に遭うかを想定してみます。

その後のシナリオ 

地震に遭ってその後どうなるかを想定してみます。

学校で

11:30am
3 時限目の国語の時間、「今日の給食は揚げバンだな。楽しみだな」なんて、教科書に目を落としながらぼんやりと考えていた。
すると突然、教室の床が盛り上がったかと思うと、次の瞬間にストンと下に落ちて体が宙に浮かんだような感じになった。そういう状態が何度か続いた。「キャー!」教室のあちこちで女子の悲鳴があがった。先生が、「みんな、落ち着いて!」と叫んだが、声が上ずっていた。

まとめにかえて

地震はいつ、何処で、どのような時に自分が 被災するかを想像するのが難しい災害の一つです。
自分のいる場所や時間、どのようなことをしているか等状況は様々です。事前の心構えとして、常に地震に遭った時を想定しておくと、いざという時に身を守る適切な行動がとり易くなります。

どうすりゃいいの?帰宅難民

福岡県西方沖を震源とする地震(平成17年3月)

どうすりゃいいの?帰宅難民

(福岡市 50代 男性)

地震が起きたのは、日曜日の10時53分ごろ。皆さんが起きている時間帯だったことは、不幸中の幸いでした。これが夜中だったら、大変なことになっていただろうと思います。

問題だったのは、当日、多くの人びとが繁華街に集まっていたことですね。仕事やショッピングで、そこに集まってきた人たちが、余震等で起こる2次災害を防ぐために、建物から全員外に出されたわけなんです。そうすると、公共交通機関が止まっている、あるいは道路が使えない状況にありましたので、帰るに帰れない、いわゆる「帰宅難民」が生まれたのです。ここのところが、1つのポイントだと思います。

もう1つは、市の中心部のマンションは、外からはわからないけれど、家の中は相当被害を受けている状態でしたが、被災者の方が助けてくれという意思を示さない、どこへ伝えていいかわからないという状況だったことです。だから、震災後は、ボランティア活動のニーズの掘り起こしに力を注ぎました。

出典 内閣府防災情報のページ|一日前プロジェクト