噴火は火山灰にも注意が必要

火山灰 火山

2011年(平成23年)1月27日 霧島山・新燃岳で爆発的噴火

霧島山・新燃岳で爆発的な噴火が発生。新燃岳では、1月19日に2年5カ月ぶりとなる小規模な水蒸気噴火が発生した後、26日には噴煙が3,000m上空まで上がり約300年ぶりとなる本格的なマグマ噴火に移行、九州南部の広い範囲で降灰が観測されていました。

国土交通省 九州地方整備局

灰で新車が台無しに

灰で新車が台無しに
~毛布をかけて被害を防ぐ~

(小林市 30代 男性 自動車販売業)

噴火の翌日、店に行くと展示してある車に、大量の灰が積もっていました。灰は付いただけで車に傷を付けてしまうので、新車や新古車は売り物にならなくなり、会社は大損害を受けてしまいました。

もちろん、お客様からお預かりしている車にも灰は積もりました。お客様にお詫びの電話を入れると、「天災ですから仕方ない」とおっしゃってくださるかたもいましたが、「屋根のある所に保管しておいて欲しかった」とおっしゃるお客様もいて、申し訳ない思いでいっぱいになりました。

それからは会社で大量の毛布を購入し、帰宅する前に全ての車に毛布をかける作業をはじめました。そのおかげで灰による被害を防ぐことができました。

私自身も、噴火の後は車を車庫に入れるようになりました。

出典 内閣府防災情報のページ

安全に降灰の除去作業を行うために

  • 除去作業を行うときは、しっかりとした防塵マスクを常に着用します。
  • 屋根の火山灰を除去するときには、人が乗っても大丈夫火どうか確かめてから始めます。
  • 火山灰でとても滑りやすくなっているので、注意します。
  • 火山灰は雨どいや下水に詰まりやすいので、流さないようにします。

出典 首相官邸ホームページ

火山防災エキスパート講話集

「雲仙普賢岳噴火及び新燃岳噴火について 」

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