適切な事前準備と冷静な行動が、土砂災害から身を守るために欠かせません。
事前に備えをすることで災害のダメージを減らし、それにより災害後の復興・復旧にかかる時間を短くすることで、早く生活を取り戻すことができるようになります。
ハザードマップや避難場所の確認
事前準備
土砂災害は突然発生する可能性があるため、日頃から準備しておくことが重要です。
ハザードマップの確認 : 自宅や職場が土砂災害警戒区域に該当するかを確認しましょう。自治体のウェブサイトや窓口で入手できます。
避難場所の確認 : 安全な避難場所と避難経路を家族全員で確認し、共有します。
土砂災害、あなたの家は大丈夫?
大雨の季節、特に気をつけたいのが土砂災害です。発生すれば、一瞬にして多くの命や財産を奪ってしまいます。全国47都道府県のすべてで発生し、その件数は年々増加、多い年には年間3000件を超えています。近年は都市の中で起きる土砂災害の危険性が指摘されています。私たちの足元で何が起きているのか?その対策を一緒に考えます。
出典 NHK防災

前もって知っておきたいポイント
土砂災害から身を守るために知っておきたい3つのポイント
土砂災害から身を守るためには、私たち一人ひとりが土砂災害に対して日頃から備えておくことが重要です。ここでは、土砂災害から身を守るために最低限知っておくべき3つのポイントを紹介します。
出典 政府広報オンライン
- 住んでいる場所が「土砂災害警戒区域」かどうか確認
- 雨が降り出したら土砂災害警戒情報に注意
- 警戒レベル4で全員避難

やっぱりあそこは危なかった
住んでいる場所が安全であるかは、日頃から気にかけておくことも大事です。”後悔先に立たず”とならないように、前もって備えておくことは防災に取り組む上で有効です。
私もあそこに家を建てるときに心配はあったんです。それでいろいろ人に聞いて回りましたが、「あそこは岩山じゃけん崩れることはありませんよ」と、何人ものお年寄りが言われたんで、大丈夫だろうと思って家を建てました。事実、65年くらい前のものすごい水害の時にもあまり崩れなかったんです。それでも今回崩れたのは、よほどの雨が降ったのと、この地域の岩は花こう岩なので、ずいぶん風化が進んだのが原因かなと思っています。時が経つと岩も風化が進むので、その辺も考えなきゃいけないですね。
今は下の国道沿いに移転しています。知り合いの中には、「もとの所に家を建てよう」って言う人もいましたけど、私一人で断固反対しました。あそこはやっぱり危ない所だったんです。今はもう山のそばに住んでいませんが、今度は川の氾濫があるので、それほど安心という訳でもないんです。
まとめにかえて
事前の備えが、災害発生時に命を守る大きなカギとなります。日頃から意識して準備を整えておくことで、緊急時に迅速かつ的確な行動が取れるようになります。
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