2012年5月6日、茨城県つくば市で発生した竜巻は、多くの家屋を破壊し、尊い命を奪いました。このような竜巻は、発生の予測が難しく、私たちが日常の中で直面する可能性のある自然災害です。この記事では、過去の事例を振り返りながら、竜巻から身を守るために知っておきたい備えと対策について紹介します。
大気が不安定、竜巻の発生
2012年(平成24年)5月6日 大気不安定、茨城県で竜巻による死者
上空に流れ込んだ強い寒気の影響で大気の状態が非常に不安定となった関東地方で相次いで竜巻が発生しました。


特に、茨城県つくば市から常総市にかけては、竜巻の規模を示す藤田スケールでF3(当時)の大規模な竜巻が通過、倒壊家屋の下敷きとなった男子中学生が死亡しました。また、埼玉県と富山県でも落雷により2人が死亡したほか、家屋被害は東日本各地で合わせて1,000棟以上にのぼりました。
参照 気象庁ホームページ|つくば市で発生した竜巻の動画(その1)へ つくば市で発生した竜巻の動画(その2)へ
藤田(F)スケールとは 竜巻やダウンバーストなどの突風により発生した被害の状況から風速を大まかに推定する藤田スケール(Fスケール)が考案されました。
出典 気象庁ホームページ
急な大雨や雷・竜巻から身を守るために
発達した積乱雲は、時に、「急な大雨」「雷」「ひょう」「竜巻」などの激しい現象を引き起こし、これらによって毎年のように死傷事故が起きています。
出典 気象庁ホームページ

急な大雨・雷・竜巻から身を守ろう!
これはあぶない!被害編
積乱雲が近づいてきたサインに気づかなかったことや、自然現象の恐ろしさに対する油断があったことが原因で、子どもたちが次々に災害に遭います。視聴することで、なぜ映像の子どもたちは危険な目にあってしまったのかを考えるきっかけを提供します。
出典 気象庁ホームページ

竜巻、じつは台風より怖い!?身を守る方法とは?
いつどこで起きるか予測困難な「竜巻」。ひとたび発生すると台風を上回る風であらゆる物が凶器になって襲い掛かり、大きな被害をもたらします。日本では9月から10月は竜巻の多い季節。竜巻のメカニズムを知り、いざという時どう行動すればいいのか考えます。
出典 NHK防災

まとめにかえて
竜巻は台風のように事前にその発生を把握することは難しい気象災害になります。急な災害には前もってその対応について心得ておくことが、身を守るためには大事です。
これなら安全!解説編
被害編と同じドラマをもう一度展開しながら、積乱雲が近づいてきたサインがどこにあったのか、どうすれば身を守れるのかをCGキャラクターの博士がわかりやすく解説します。
出典 気象庁ホームページ
