たき火、火の扱いは慎重に・5月2日~3日(嘉永7年4月6日~7日) 嘉永7年の大火「毛虫火事」

火災
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梅の木の毛虫による「毛虫火事」

1854年5月2日~3日(嘉永7年4月6日~7日)  嘉永7年の大火「毛虫火事」

京都御所南東の方向に黒煙が立ち上がりました。火元は後院北殿(現在の京都大宮御所の場所)で、梅の木におびただしくついた毛虫を竹の先に藁をつけて焦がしていたところ、飛び火して建物の屋根に火がついたことが原因でした。
参照 宮内庁ホームページ

Googleマップ 大宮御所

たき火による火災に御注意を!

たき火による火災に御注意を!

廃棄物の焼却行為は、一部の例外を除き、禁止されています。(京都市消防局)
出典 京都市ホームページ

注意事項

たき火による火災のほとんどが,少しの不注意で発生しています。次のことを守り,たき火による火災を防ぎましょう。立会いと消火の準備を確実に!

  • 風の強い日、空気が乾燥した日にはたき火を行わないようにしましょう(火の粉が飛散して、火災が発生しやすくなるため)
  • 消防署への届出をしてから行うこと
  • 必ず消火の準備をしてから行うこと
  • たき火をしている間は、その場を絶対に離れないこと
  • 帰宅前に確実に消火されているか周囲を確認すること

出典 京都市消防局ホームページ

出火原因別防火のポイント

たき火による火災は、全火災の約6%、約3,200件(平成19年中)です。【補足:平成22年中は全火災の約5%、2,515件です】
風の強い日にはたき火はしないようにしましょう。たき火をするときには、必ず消火用水を用意します。その場を絶対に離れないようにします。また、絶対に子どもだけでたき火をさせてはいけません。たき火が終わったら完全に消すようにしましょう。
出典 総務省消防庁|防災・危機管理eカレッジ|火災

総務省消防庁|防災・危機管理eカレッジ|火災

まとめにかえて

たき火は近年アウトドアやキャンプ等で見かけることが増えました。火の扱いは火災を想定して、慎重にする必要があります。

火災の傾向

日本では、年間約5~6万件の火災が発生しています。その内の約6割が建物火災で、さらにその約6割が住宅火災となっています。このほか、林野火災いわゆる山火事といわれるものや車両・船舶・航空機関係の火災などがあります。またこれらの分類に含まれない空き地での火災、田畑、道路、河川敷、ごみ集積所などの火災もあります。
主な出火の原因は放火及び放火の疑い、たばこ、こんろ、たき火、火あそび、ストーブなどです。
出典 総務省消防庁|防災・危機管理eカレッジ|火災

たき火による火災を防ぐ3つの注意点

大田市(島根県)で発生する火災の多くは、たき火によるものです。
ドラマをとおして、たき火をする際に、必ず守ってもらうべき注意点をお知らせしています。
たき火による火災を防ぎ、火災予防に努めていきましょう!
出典 島根県大田市公式チャンネル