火山噴火と経済復興

火山

噴火による空港の閉鎖

2010年4月14日 アイスランド・エイヤフィヤトラヨークトル火山噴火

アイスランド南部に位置するエイヤフィヤトラ氷河に覆われたエイヤフィヤトラヨークトル火山で噴火が発生しました。
噴煙は上空9,000mに達し、西もしくは北西からの風が吹いていたため、火山灰が欧州各国に流れ、約30カ国の空港が一時閉鎖されました。

Googleマップ|アイスランド・エイヤフィヤトラヨークトル火山

経済への打撃と復興

経済への打撃

エイヤフィヤトラヨークトル火山の噴火は、アイスランドでの交通や航空機の運行に深刻な影響を与え、多くの空港が閉鎖されました。火山噴火により、アイスランドの経済にも大きな打撃を与えました。

出典 JAXA|ALOSによる災害観測

経済復興

アイスランド政府は、噴火による被害を最小限に抑えるために、噴火被害に対する資金援助とともに、人々に国内旅行を推奨するキャンペーンを開始し観光業を中心に復興に取り組みました。
その結果、国内外から多くの観光客を呼び込むことに成功し、火山噴火がもたらした経済的打撃は短期的なものにとどまりました。

まとめにかえて

災害では様々な被害が起こり、経済的にも打撃があります。そこからの復興は個人だけでなく、地域や政府が一体なった取り組みが必要となります。そうした取り組みの歴史の結果が今の社会の姿かもしれません。

災害のある場所は自然が豊かで人気の観光地でもあります。火山のある場所は温泉地であり、富士山が美しいのは噴火の歴史があった結果ともいえます。
災害を無くすことは出来なくても、災害からどのように身を守りその後に生活を再建し復興していくかを考えておくことは、防災の取り組みとして有益なことと言えます。

コメント