地震への心構え
2011年(平成23年)3月11日 東日本大震災
固定していた本棚から本飛び出し、山のよう
東日本大震災(平成23年3月)
固定していた本棚から本飛び出し、山のよう
(釜石市 震災当時小学3年 男子)
連絡帳に宿題のこととかを書いている途中でいきなり地震が来て、机の下に隠れました。揺れが止まってから、1年生から6年生まで、急いで避難訓練で使う通路から校庭に逃げました。中には泣いている人もいました。
20分ぐらい経ったころにお母さんがジャンパーを持って迎えに来てくれて、家に帰りました。ぼくの部屋は、本棚は固定していたから倒れていなかったけど、本が飛び出し、山になっていてびっくりしました。
家は山の方だから津波は大丈夫でした。家にはお米とか乾パンもあったし、食べるものにはあまり困らなかったけど、電気が通じず、炊飯器が使えなかったので、カセットコンロを使ってご飯を炊いて食べていました。ちょっとお粥みたいだったけど、梅干しとか入れて工夫して食べました。
出典 内閣府 防災情報のページ(1日前プロジェクト)より 固定していた本棚から本飛び出し、山のよう
備えは事前にしておくことが大事です。
避難訓練、家具の固定、備蓄等は事前に備えておいてこそ、いざという時に役立ちます。
事前に備えておくことが大事
1日前プロジェクト 内閣府
「災害の一日前に戻れるとしたら、あなたは何をしますか」と、地震や水害などの被害に遭われた方々に問いかけました。 「タンスがあんなに簡単に倒れてくるなんて思わなかった。」というお話や、「家族と連絡が取れずとても不安だった。」というような体験談から、私たちは何かを学びとることができるでしょう。
出典 内閣府防災情報のページ
日頃、私たちは「自分は大災害に遭うことはない」と漠然と考えています。けれども、近年の大災害を見ても、思いもよらないところで多くの災害が発生しています。この「一日前プロジェクト」は、被災者の方々にインタビューに応えていただき、その話の中から身につまされる小さな物語を生み出すことをねらいとしています。
出典 内閣府防災情報のページ|一日前プロジェクト
地震による家具の転倒危険 東京消防庁
実物大の部屋を振動実験装置を活用し、熊本地震の揺れを再現して振動させたときの家具の転倒による危険性に関する映像
出典 東京消防庁公式チャンネル
Y! LINE 3.11企画
スマホ避難シミュレーションは、地震発生時にとるべき防災行動やスマートフォンによる情報収集の仕方を学べる避難体験コンテンツです。
いざというときに落ち着いて行動できるよう右の画面から体験してみよう。
出典 Y! LINE|3分でできる避難訓練 スマホ避難シミュレーション(地震編)
まとめにかえて
備えあれば憂いなしと言われていますが、備えるには時間がかかる場合があります。明日大地震があると分かっても、明日までにできることは限られています。
その時になってあまり慌てずにいられるように、シミュレーションをして心構えを持っておくことも備えとして有効です。