9月6日 北海道胆振東部地震 大規模地震によるブラックアウトや土砂災害を想定してみる

土砂災害

大規模地震の恐ろしさ

2018年(平成30年)9月6日 北海道胆振東部地震

出典 総務省消防庁ホーム|防災・危機管理eカレッジ

北海道の胆振地方中東部を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生しました。
この地震では、北海道では初となる震度7を厚真町で観測したほか、札幌市内でも震度6弱を観測するなど道内の広い範囲で震度4以上の強い揺れを観測しました。

出典 札幌祖ホームページ

北海道胆振東部地震を学ぶ

出典 総務省消防庁ホーム|防災・危機管理eカレッジ

平成30年9月6日3時7分、北海道胆振地方中東部の深さ37キロメートルの地点で、マグニチュード6.7の地震が発生しました。
その後、翌平成31年3月末までに、震度1以上を観測した地震が、344回も発生しています。
出典 総務省消防庁ホーム|防災・危機管理eカレッジ|北海道胆振東部地震

土砂崩れが発生

出典 総務省消防庁ホーム|防災・危機管理eカレッジ|北海道胆振東部地震

 北海道胆振東部地震で最も大きな被害をもたらしたのが、土砂災害です。
 この地震により、強い揺れを観測した地域においては、住宅の倒壊や道路の損壊が多数発生したほか、200箇所を超える土砂災害が発生しました。その崩壊面積は、明治以降、我が国において発生した主要な地震災害の中で最も多い13.4㎢に達しました。
 特に、震源から近く、震度7を観測した厚真町では、広い範囲で大規模な土砂災害が発生しました。死者を多く出した主な原因は、がけ崩れや土石流等といった土砂災害によるもので、主に厚真町では山腹から大規模に土砂が崩れたことにより、民家において多数の死者と重軽症者が発生しました。厚真町では、死者36人、軽傷者61人、住家被害は全壊224棟、半壊318棟、一部破損1,097棟と人的被害・住家被害ともに甚大な被害が発生しました。

ブラックアウトが発生

出典 総務省消防庁ホーム|防災・危機管理eカレッジ|北海道胆振東部地震

 北海道胆振東部地震で人々に衝撃を与えたのが、3時25分に発生した日本で初めてとなるブラックアウトです。ブラックアウトとは、電力会社が管轄するエリア全域に及ぶ大規模停電です。
 複数の発電所が停止するなど、様々な原因が絡み合った結果、ブラックアウトが発生してしまったのです。
 停電により、人々の日常生活はもちろん、様々な産業に影響が出ました。
 札幌市では、鉄道、地下鉄、路線バス、市電、高速道路といった交通インフラは全面的に運行が中止となりました。通信や放送も止まりました。

まとめにかえて

出典 総務省消防庁ホーム|防災・危機管理eカレッジ|北海道胆振東部地震

大規模地震の恐ろしさは、揺れだけではありません。火事。津波。そして北海道胆振東部地震で発生したブラックアウトや土砂災害。これらの災害から生命を守り、社会を守るためには、社会全体での取組だけでなく、私たちひとりひとりの取組も求められます。
参照 総務省消防庁ホーム|防災・危機管理eカレッジ|北海道胆振東部地震

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