初期消火を心得ておこう・1月15日 静岡大火

火災

火災は自らの力で防げる災害

1940年(昭和15年)1月15日 静岡大火

静岡市中心部の民家から火災が発生し、乾燥と折からの強風にあおられ飛び火し、十数か所で火の手があがり、その後15時間にわたり市内中心部を焼き尽くしました。

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いざという時役立つ初期消火の知識

火災は自らの力で防ぐことの出来る災害です。火災を起こさないことが一番ですが、「ついうっかり」や放火などで火災に見舞われるかもしれません。火災は小さなうちに消火することが大切です。 火が出ても、あわてず、適切に初期消火を行うためのポイントを見てみましょう。
出典 総務省消防庁|防災・危機管理eカレッジ

初期消火①(はじめに)

消火器での初期消火

一般に初期消火が可能なのは、天井に火がまわるまでと言われています。天井に火が燃え移ったら速やかに逃げて下さい。逃げるときは、特にマンションではドアを閉めて下さい。また、大声で周りの人に火災であることを知らせることも大切です。一人での消火活動を考えずみんなで協力することも大切です。
出典 総務省消防庁|防災・危機管理eカレッジ

初期消火②-3(消火器 消火器での初期消火)

消火器の使い方

消火器は、火災の起きている場所の近くまでは片手または両手で搬送し、消火に安全な場所、概ね7、8メートルまで近づきます。そこで操作をしないと運んでいる間に誤射し、火災現場に到着した時には、放射し終わってしまうこともあります。
消火器が重く、片手で運べない人は、両手で抱えるように搬送し、障害物にぶつけないよう気をつけて運びます。
出典 総務省消防庁|防災・危機管理eカレッジ

初期消火②-2.(消火器 消火器の使い方)

消火器がないとき

消火器が無い場合、鍋の蓋があれば、それを被せて消火します。火傷に注意するため手などをタオルで保護して被せます。 その後、ガスの栓を締めます。
これは、シーツを使った消火です。シーツは、濡らしてゆるく絞り、手前から手を隠しながら覆うように被せます。その後、ガスの栓を締めます。
水をかけるのは絶対にやめましょう。油が飛び散り火炎が広がり、火傷の恐れもあります。
出典 総務省消防庁|防災・危機管理eカレッジ

初期消火②-7(消火器 消火器がないとき)

投てき水パック

ポリプロピレン製の袋におよそ700ccの水を入れ、燃焼物にぶつけて消火する「投てき水パック」という方法もあります。投てきパックは、水道水で簡単に詰めることができます。
大きな火になったら燃えているものにぶつけるように投げつけて消火する方法もあります。
投てき水パックは、天ぷら油火災の消火には、絶対に使用しないで下さい。
出典 総務省消防庁|防災・危機管理eカレッジ

初期消火③(投てき水パック)

三角バケツ

三角バケツは、バケツから水を放出するときに、一度に全ての水が出てしまわない構造となっているため、バケツ内の水を数度に分けて放出することができます。また、部屋の隅に置けるよう、三角になっています。
消火のコツは、まず、1回目は重さと反動があるので、やや下の方に向け、2回目からは、上の方からかけます。
出典 総務省消防庁|防災・危機管理eカレッジ

まとめにかえて

火災は自分の力で防ぐことの出来る災害です。火災は小さなうちに消火することが大切で、 火が出ても慌てずに対処できるよう初期消火の心得は防災に大変有益です。

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