防災と復興

地震

住宅密集地帯に近い震源

1962年(昭和37年)4月30日 宮城県北部地震

宮城県北部を震源とするマグニチュード6.5の宮城県北部地震が発生し、岩手県盛岡市・水沢市、宮城県仙台市・石巻市、山形県新庄市、福島県福島市で震度4を観測したほか、東北地方から関東甲信越地方にかけて揺れを感じました。

地震による被害

この地震では、震源地が住宅密集地帯に近く建物全壊300棟以上、半壊1000棟以上などの被害が出ました。また、地震による津波も発生し、被害を拡大させました。

出典 気象庁仙台管区気象台|宮城県に影響を及ぼした地震・津波の被害

教訓と防災対策

この地震は、規模や被害の大きさから日本国内でも有数の大災害でした。そうした教訓を元に様々な防災対策が考えられています。

  • 家屋の耐震化:宮城県北部地震では、倒壊した家屋が多く報告されたため、耐震化による対策が求められました。地震に強い建物を建設することで、被害を最小限に抑えることができます。
  • 避難場所の整備:災害が発生した際に、人々が避難できる場所を用意することが大切です。宮城県では、地震発生時には公園などの屋外スペースが指定され、避難者が集められるようになっています。
  • 消防施設・防災訓練の強化:災害時には、消防士や防災担当者が活躍することが期待されます。宮城県では、消防署や防災施設の整備や、災害時の対応を訓練することで、より早急かつ正確な対応ができるようになっています。
  • 緊急情報の伝達体制の強化:災害が発生した際に、適切な情報を迅速に伝えることが、被害を最小限にとどめるためには不可欠です。宮城県では、ネットワークを利用した広域的な情報伝達体制を構築することで、迅速な情報共有ができるようになっています。

まとめにかえて

地震にどう備えるか

地震にどう備えるかは、自分や家族の身を守る「自助」、地域で助け合う「共助」の重要性が注目されています。
家庭での備え、住宅、ブロック塀等の耐震対策や地域のコミュニケーション等日々の地道な取り組みの重要性が深く再認識されています。

参照 仙台市ホームページ

復興のために準備しておくこと

防災・減災対策を行っても大規模な自然災害は発生します。その際、迅速な復旧・復興を進めるための事前準備が重要です。
復興の手順や進め方を事前に決めておくことや、復興における将来目標像を事前に検討・共有しておくが必要になります。

出典 国土交通省|復興まちづくりのための事前準備について

出典 国土交通省

コメント