2003(平成15年)年9月26日、十勝沖の深さ25kmを震源とする地震が発生
地震の震源域が沿岸部に近いこともあり、 地震発生してから数分後には水位の上昇が見られ押し波が来 襲している。
津波の波は、断層の動きや沿岸部の地形で複雑に変化し、時間の間隔(数十分~1時間)を置きながら何波も襲来し、その後徐々に衰退します。
しかも第1波より第2波、第3波のほうが大きいケースもあり、いったん引いたからといって決して安心してはいけません。また、津波はV字型の湾の奥のほうでは波が集中し、一挙に波高や破壊力を高めるという性質があります。
市街地からは海岸線が見えないことが多く、川を遡上した津波が市街地の川の堤防を乗り越えたり、あるいは下水道から逆流して、避難する人たちの行く手を阻むという事態も起き得ますので、要注意です。