1667年1月1日~3日 大阪寛文の大火
新町遊廓出火(新町遊廓の大火):142 町 8527 軒(全市の 4 分の 1)を焼失
妙智焼図(みょうちやけず)
江戸時代 大阪歴史博物館蔵(羽間平安氏寄贈)
江戸時代の大坂では、火災発生後にその被災地域を着色したり、焼失した家屋数などの被災規模を記録した大火図が発行されました。妙智焼は、江戸時代大坂の代表的な三つの大火(「大坂三度の大火」)のうちのひとつで、享保9年(1724)3月21日に発生しました。この大火は、市中の3分の2が焼失するという大規模な火災でしたが、この大火を記録した大火図は意外と少なく、本図はその意味で貴重な資料です。
大阪歴史博物館ホームページより
火災は、地震や津波、火山の噴火等と比べると頻繁に発生している災害といえます。そのための備えも日々進歩していますが、油断していいわけではありません。
今日では、災害で「~の大火」と呼ばれるものは聞かなくなりました。防火や消火、防災の技術が進歩した結果といえます。
広範囲の火災は少なくなりましたが、常に身近にある災害であることから、注意も常に必要となります。
住宅防火 いのちを守る7つのポイント
対策1 逃げ遅れを防ぐために、住宅用火災報知器を設置する。
住宅用火災警報器って何?
火災が発生したときは、目で煙や炎をみたり、鼻で焦げ臭いにおいを感じたり、耳でぱちぱちという音を感じたり・・・と五感によって気づくことがほとんどだと思います。しかし、それだけでは、就寝中や仕切られた部屋などで物事に集中している時などには、火災に気づくのが遅れてしまいます。
そこで、家庭内での火災の発生をいち早くキャッチし、知らせてくれるのが、住宅用火災警報器です。
住宅用火災警報器の設置場所は?
住宅用火災警報器は、基本的には寝室と寝室がある階の階段上部(1階の階段は除く。)に設置することが必要です。総務省消防庁ホームページより
対策2 寝具、衣類及びカーテンからの火炎を防ぐために、防炎品を使用する。
防炎品
防炎性能を有する防炎品は、小さな火源(火だね:マッチ・ライター)の炎を接しても、炎が当たった部分が焦げるだけで容易に着火せず、着火しても自己消火性(自ら延焼拡大を停止する性能)により、容易に燃え広がることはありません。
総務省消防庁ホームページより
出典 防炎品|住宅防火関係 住宅用火災警報器を設置しましょう!|消防庁予防課
対策3 火災を小さいうちに消すために、住宅用消火器等を設置する。
住宅用消火器
一般住宅で使用しやすいように開発された消火器で以下のような特徴があります。
○ホースが無いものもあり、軽量。女性やお年寄りでも使いやすく、火元を狙いやすい。
○通常の消火器と違い、カラフルでデザインが豊富。
○消火薬剤の詰め替えや、消火器内部の点検は不要。(使用期限があるので、定期的な交換は必要)
○適応火災が絵表示で示されています。
総務省消防庁ホームページより