1990年(平成2年)11月17日 雲仙・普賢岳噴火活動を開始
やっぱり帰ってきてよかった家族一緒 (島原市 50代 男性)
避難所の集団生活は、プライバシーがないから、神経がつかれて、2、3日で頭がキーキーいう感じになりました。
ようやく自分の家に帰れることになって、ようすを見にいくと、家の中は火山灰がどっさり積もっていて、とても住める状態ではありませんでした。
噴火が始まって5年目に、家のリフォームをしてから、長男やよそに避難させていたおばあちゃんを呼びもどしました。「お母さん、もう大丈夫だよ、ここにずっと住むからね」と言って、その晩は、家族がまた一緒に生活できるようになったことを喜びあいました。
やっと戻れた自分の家だから、もう、よほどのことがないかぎり避難したくないと思いました。
出典 内閣府 防災情報のページより 「やっぱり帰ってきてよかった家族一緒」
危険があると考えられる場合は、その場所から避難する必要があります。避難する場合は、周囲の状況が普段と違いますから、事前にどのように避難するかを考えておくことも大事です。
また、避難する場所がどのような場所かも知っておくとその後の対応や行動が考えやすくなります。
避難所とは
災害時に応急的に避難する「緊急避難場所」
避難場所とは
滞在し生活する場所
避難場所も学校の体育館などの場合、集団生活を長くするのに適した場所ではないことがあります。
まとめ
避難場所を事前に考えておくことは、いざという時に慌てずに対応や行動がし易くなります。少し昔は、台風上陸の予報があると皆で家の窓等を板でとめて、知人や親戚の家に避難したそうです。自治体や行政機関の避難勧告より、個人の自主避難が普通でした。 明日火山が噴火することがわかったなら、少しでも快適な避難場所を確保しておくのは有益なことではないでうか。